ソフトバンクは宮崎春季キャンプの第2クール最終日の8日、状況に応じたケース打撃を実施。藤本博史監督(58)は「精度を上げていかないと」と、野手陣に注文をつけた。

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無死一塁の設定では、選手に応じて右打ちやエンドラン、バスターのサインが出たが、ほとんどの選手が失敗か、ファーストストライクをファウルにしていた。「流れとしたら一発で決めました、次のバッターという形になってくれた方がリズムもいいし、チームの士気も上がっていく。そのへんを一発で決めていけるように」と厳しい評価だ。

無死三塁の場面では、犠飛などでなんとか1点を、という狙いだったが、主力の栗原が空振り三振に倒れるシーンもあった。指揮官は「打つだけじゃなかなか勝てないんでね。野球は1点1点の取り合いやからね。そのためにもケース打撃、チーム打撃はしっかり100%は無理でも、近いくらいできるようになってもらったら、いい野球ができるんじゃないかなと思います」と、全体的なレベルアップを期待していた。