中日根尾昂外野手(22)が21日、出場選手登録を抹消された。立浪和義監督(52)は遊撃へ再挑戦をさせるための措置と説明。同日、ナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグのソフトバンク戦では「1番遊撃」でフル出場した。

「外野手はたくさんいて、なかなか出る機会がない。外野の守備を見てるとショートも面白いのかなと。外野をしたり、ピッチングをしたりと遠回りのように見えるかもしれませんが、彼のためにはなると思う。京田にライバルらしいライバルもいないということで、こういう決断になりました」。立浪監督は2軍戦視察に訪れた際、試合前に本人に方針を通達。その後、バンテリンドームでの全体練習に合流して再コンバートの意図を説明した。

根尾は昨秋のキャンプで外野専念となり、外野手登録となった。キャンプから1軍でレギュラー争いに参加。開幕1軍にも選ばれたものの、打撃面で結果を出せず、3年目の岡林やルーキー鵜飼の台頭で出場機会は限られていた。20日のヤクルト戦で今季10打席目にして初安打を記録。「やっと開幕したのでこれからもっと打ちます」と話していたが、今後は京田のライバルとなるべく、遊撃手として再挑戦することになった。