DeNA斎藤俊介ファームサブマネジャー(28)が、ファームのトピックや選手情報などを紹介する「DOCKリポート~斎藤です~」。第1回はルーキーたちの今をお伝えします。

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4月12日の巨人戦で梶原(6位)が1軍デビューした時は、自分のことのようにうれしかったです。テレビで見ていて、プロ初安打が初本塁打で「よかったなぁ」と思っていたら、一気に4安打。ファームの関係者全員が喜んでいたと思います。身体能力が高く、それを裏付けるような結果でした。

今年のルーキーの高卒組では、粟飯原(3位・東京学館)はボソッと絡んできます。以前、僕が打撃投手を務めた時に「今日の対戦、8割5分でした」って言うので、「2割くらいしか打ってねぇぞ。試合で打て、試合で」と言い返したら、ニコニコ笑ってましたね。地元が同じ千葉なんですけど、面白い子だなと。

小園(1位・市和歌山)と深沢(5位・専大松戸)は最初はおとなしかったですけど、ここ最近はしゃべるようになってきて、よくコミュニケーションをとっています。東出(育成2位・小松大谷)も同じで、ミーティングでも話せるようになって、キャッチャーとして先輩ピッチャーとも話をしている姿を見るとうれしいです。

独立リーグ出身の大橋(育成3位・BC茨城)は、高校生の時にアメリカで野球をしていて英語が話せるので、周りからも「ワッツ、アップ?」とか、時々英語で話し掛けられたりしています。「その表現、違いますね」とか言ったりして周囲を和ませてくれますし、愛されキャラだと思います。

徳山(2位・早大)、三浦(4位・法大)の大卒組や、大橋と同じ独立リーグ組の村川(育成1位・四国IL徳島)もファームで試合に出ています。全員がいろんなことを経験しながら、日々成長していってほしいなと思いますし、1人でも多くの選手が1軍で活躍することを願っています。(DeNAファームサブマネジャー)

◆斎藤俊介(さいとう・しゅんすけ)1994年(平6)1月7日、千葉・佐倉市生まれ。成田、立大、JX-ENEOS(現ENEOS)を経て、17年ドラフト4位でDeNAに入団。2年目に1軍で16試合に登板した。通算0勝1敗、防御率5・76。昨季限りで現役を引退し、今季からファームサブマネジャーに就任した。練習では打撃投手も務め、球団公式モバイルサイトでブログを執筆するなど、業務は多岐にわたる。