「1番島田」が勝利の流れをつくった。1回、先頭で西武与座の2球目をたたいて中前に運んだ。塁上で、すぐにけん制が入った。相手は足を警戒していた。中野も直球をとらえて右前へ。エンドランで三塁に達した。近本の遊ゴロで先制の生還だ。

快足があれば、相手はゆるい変化球を投げづらい。今季2度目の1番起用で持ち味を発揮。3回は右前打で4回は右中間二塁打。矢野監督も「島田が出ると、足を向こうも警戒する。本当に島田がいいアクセントになってくれた。いろんなバリエーションができる」と評価。昨年10月19日ヤクルト戦以来プロ2度目の猛打賞だ。島田も「1番は出塁が大事。積極的に振っていけた」と話した。

近本が4月20日DeNA戦(横浜)以来の3番へ。3回1死一塁で中前打を放ち、一、三塁に好機拡大。着実につなぎ、得点を呼んだ。快足トリオで上位を組む新オーダーが光った。

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