阪神がBIGBOSS新庄剛志監督(50)率いる日本ハムに3連勝で、今季2度目の5連勝を飾った。

3回に大山悠輔内野手(27)の13号3ランなどで4点を先制。6回に1点差まで詰め寄られたが、8回に代打小野寺暖外野手(24)の3点適時三塁打などで4点を奪い突き放した。借金は4月5日以来2カ月ぶりの「8」まで減らした。矢野燿大監督(53)の試合後の一問一答は以下の通り。

◆テレビインタビュー

-最後は突き放した

「最後ね、ダン(小野寺)があそこで打ってくれたおかげでね、スグル(岩崎)も休ませることができましたし。トータルでね、3連勝ですし、いい形で勝てましたね」

-3回は佐藤輝に適時打、大山にも3ランが出た

「テルもね、チャンスでちょっと打てていなかったんでね。モヤモヤしていたかもしれないけど、1本出て、明日以降につながると思います。ユウスケ(大山)がこの日本ハム戦でね、本当にすごいホームランをいい場面でたくさん打ってくれたんで。今日のホームランもかなり難しいコースだったと思うんですけど、見事に打っているんで。今後が楽しみですね」

-先発伊藤将の投球は

「展開的にね、ちょっとこっちがいい流れでいってたんで、球数も少なかったんで。本当はね、もうちょっと1点ないし、2点ぐらいで頑張って、もうちょっとイニングをいってくれるのが理想でしたけど。ちょっともったいないというところもあるかなと思います」

-5連勝の手応え

「打撃陣も、いろんな形で得点も増えてきていますし、投手陣は本当にずっと、よく頑張ってくれているんで、僕たちの野球というのがね、走塁もそうですし、いろんな部分でできてきているかなという手応えは感じます」

-来週はソフトバンク、オリックスと6連戦

「ソフトバンクは本当に強いチームですし、手ごわい相手だと思いますけど、僕たちも今いい状態なんで、まずは初戦、自分たちの野球を全力で貫いて、そういう野球をみなさんにお見せしていきます」

◆囲み取材

-大山は1日西武戦の9号3ランがきっかけになると話していた

「まあ、打撃練習でセンター方向を意識しようとずっとやってきて、そういう感じで左中間方向にいい打球、本塁打が出て。今日も引っ張った打球ではあるんだけど、初めから引っ張るというよりは、たぶん引っ張りに行っていたらあのコース、ファウルにしかならないと思うので。あれをね、見事に切れずに打てているっていうのは、そういう意識からの打ち方ができているところかなと思うので、タイムリーでも最高なところをね、いいホームランにしてくれてるんで。もちろんユウスケもホームランを打ちたいバッターなので、手応えあるんじゃないかなと思います」

-打ち出すと止まらない

「もちろん打ってもらわんと困るし」

-8回は小野寺の後に島田も続いた

「そうやね、1本出るのか出えへんのかも違うし、もちろんタイムリーっていうのもあるし。それもあるけど、あとから行った、ヤス(山本)やジョー(北條)やそういう選手も打席が少ない中でも何とかしようという姿勢と、ジョーは四球でつなげてくれたっていうところはチーム全体として、全員で乗っていけるような、そういう得点が取れたんじゃないかなと。あとはバントくらいかな」

-3回に佐藤輝が先制打を放った。今日はしっかり勝負強さを発揮

「勝負強さって言うか、それはまだまだ、勝負強さはこれから作っていかなあかんし。シーズンを通してずっといい状態でいれるっていうことはないので。そういう自分が、すごくいいという状態じゃない中でも、1本は出てるし、チャンスでどうしても回る打順なんで。1打席の凡打を引きずったりしていく気持ちはよく分かるし。でも、切り替えて次の打席をどうしていくかとやっていかないと、仕方がないんで。そういう中では、そういう状態の中でもしっかりランナーをかえすことができたっていうのは、去年からの成長の部分でもあるのかなと思う。まだまだこんなもんじゃないと思う」

-満員の3連戦。甲子園球場と一体になって波に乗った

「やっぱり初戦が大きかったよね。あの展開の中で、序盤にね、すごくいい流れの攻撃をされてしまって。ウィルカーソンがあんな形(3回7失点)で崩れてしまうのは想像しなかったけど、あれを選手全員でひっくり返したっていう流れ、勢いが2戦目3戦目につながったと思う。その流れと勢いはファンの皆さんが一緒に戦ってくれて、相手にプレッシャーかかるというのが甲子園にはあるから。そういうところは出たのかなと思います」