リフレッシュ休養に入った岩崎の代役で守護神を務める阪神アルカンタラが、所信表明した。

7試合連続無失点中の助っ人右腕は矢野監督からの指名に「びっくりはしましたけど、7回であれ、最後のイニングであれ、チームに貢献するという意味では同じ。任されたイニングでしっかり自分の仕事ができるように、そこは変わらないです」と冷静に受け止めた。

クローザーはアスレチックス傘下に所属していた17、18年に経験しており、3Aで通算9セーブを挙げている。今季は勝ちパターンの1人としてリーグ4位の14ホールドを記録し、安定感ある投球を見せている。

○…加治屋がDeNA牧斬りを誓った。前回対戦の5月15日は、8回1死二、三塁のピンチで登板し空振り三振を奪った。「向こうも対策してくるだろうが、こっちが攻める方。自分のスタイルは変えずにいきたい」と攻めの投球で抑える。移籍2年目は18試合で2ホールド。防御率0.61。「誰がどこで投げても、いい結果を出すので、負けないように」と、強力ブルペン陣の競争を刺激に好調をキープする。

○…「なべじい」こと渡辺が右打者も抑え、左殺しのワンポイントからの進化を目指す。22試合投げ、左は打率1割7分9厘と抑えているが、右には4割2分1厘と打たれている。「右打者には見えやすいことはあるが、あまり苦手意識は持たずに、何とか抑えられれば。任されたイニングを投げきりたい」。内角へ食い込むスライダーとチェンジアップで1イニングを投げきり、ブルペン陣の負担を減らす。

【関連記事】阪神タイガースニュース一覧