楽天は12安打を放つも、3得点にとどまり、連勝を逃した。

今季オリックス田嶋と5度対戦し、合計27イニングで3得点。難敵との一戦に石井GM兼監督は、今季対田嶋5打数3安打と好相性の炭谷を「7番DH」で起用した。采配がはまり、炭谷は3打数3安打の活躍見せた。

一方で、打線はつながりに欠けた。2回無死一、三塁で辰己の遊撃併殺打の間に1点を挙げ、3回1死満塁で茂木が中犠飛。再三チャンスを作ったが、適時打は9回2死一、二塁で茂木が中前に放った1本だけだった。石井GM兼監督は「なんとか田嶋投手に、違った面からいい攻撃はしてくれたと思う」と評価するも、合計12残塁。あと1本が遠かった。

先発辛島は1回1死満塁で打撃妨害により先制を許し、その後も踏ん張れなかった。1、2回とそれぞれ2点を失い、4回0/3を7安打6失点。投球で反撃の機運を高めることはできなかった。指揮官は「だいぶ苦しかった。本来度胸があって、バッターにどんどんアプローチして、その結果打たせて取るというピッチャー。要所要所でなかなかストライクが投げることができなくて、苦しいピッチングになった。そこは前回から修正ができてない」。巻き返しへ、奮起を促した。

▽楽天辛島(4回0/3 7安打6失点で2敗目)「制球自体は良くも悪くもなく、ある程度思ったところに投げられてはいましたが、ボールカウントの進め方が良くなかった。自分で苦しい状況にしてしまった」

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