上原浩治氏が18日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。55号本塁打を放ったヤクルト村上宗隆内野手(22)についてコメントした。

村上は13日の巨人戦で9回2死一、二塁の場面で巨人大勢から左中間席へ55号3ランを放ち、日本選手最多となる64年王貞治(巨人)のシーズン55本塁打に並んだ。4回には巨人菅野からも54号ソロ。1試合2本以上のマルチ本塁打は今季12度目となり、11度で並んでいた85年バース(阪神)、85年落合(ロッテ)、13年バレンティン(ヤクルト)を上回る日本記録となった。

唐橋アナウンサーが、張本勲氏のコメントとして「グリップの位置を下げることでスイングがコンパクトになる ボールに当てるまでのバットの軌道が短くなりボールを捉えやすくなる」とフリップで紹介。

王氏と村上の共通点として「投球によってフォームを崩されても、体重が前にのっている状態で打ち返し、ホームランに出来ること」。「こんな広角打法でホームランを量産できる選手は、ほかにはいない。来期以降、65号や70号も夢ではない」と期待した。

上原氏は「いいバッターですね。ドラフト1位ですけれども、外れ1位なんですよね。他の選手をとりに行ってとれなかったので、じゃ村上選手をとりましょっていう選手だった。その選手がこんなに世界の王さんに並んだというのは、素晴らしいですよね、この活躍は」とコメントした。関口氏が心配事としてメジャー挑戦の話を上原氏に聞くと「けがですよね、まずは。メジャーにはすぐには行かないので。まずはけがとの闘いがある」と話した。