阪神島本浩也投手(29)が球団の“無敗記録”を更新した。

4点を追う7回から登板。1死から西川に左前打を許したが、矢野、坂倉と後続を危なげなく断った。これで15年4月2日ヤクルト戦でのプロ初マウンドから117試合連続で無敗を継続。桟原将司が持つ球団記録を塗り替えた。

「特に記録は意識はしていませんが、もっと大事な場面や勝ち試合で投げられるように、これからも頑張ります」

マウンドから降りた左腕は平然と話したが、苦労を乗り越えて打ち立てた金字塔だ。育成からはい上がり19年にはリリーフとして63試合に登板。20年11月にトミー・ジョン手術を受けた。再び育成契約、そして長いリハビリを経て3年ぶりに1軍の舞台に帰ってきた。

「0点に抑えられたのは良かったですが、追い込んでから甘い球をヒットにされてしまった場面があったので、特に左打者に対しては、まだまだ精度を上げていかないといけない」。背番号46はすぐに次の登板を見据えた。

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