2連覇を目指す阪神は、降雨コールドにより引き分けに。2位ソフトバンクとのゲーム差は1・5のままとなった。
阪神先発のドラフト3位の桐敷拓馬投手(23)は7回5安打1失点の粘投。4回にソフトバンク真砂に右中間越えソロを浴び、先制点を許したが、崩れることなく最少失点にとどめた。
打線では、先制点を許した直後の4回2死一塁で木浪聖也内野手(28)が中越え適時二塁打を放ち、同点に追いついた。7回1死一、三塁の勝ち越し機が巡ってきたが、雨が強まり8分間中断。その後、無念の降雨コールドとなった。
平田勝男監督(63)の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-チャンスの場面で降雨コールド
「しょうがない。神様が『まだ明日頑張れ』ということ。まだまだ俺の頑張りが足りなかった。その分、選手たちは本当にソフトバンクさんも含めて、いい緊張感だった。お互いの1球1球、ワンプレーにかける思いがすごく伝わった」
-先発の桐敷は
「粘ったな。最後のピッチャーフライにしても、桐敷らしく粘りのピッチングで悪くなかった。グラシアルやガルビスと強力な打線なので。そこで真砂のホームラン1点で7回97球。いい経験になったと思う」
-木浪がいい打撃
「(2軍に)落ちてきたときはちょっと調子が良くないなというところで、調子を上げてくれた。練習試合でセンター前ヒットを打ったりして、だいぶ感じ良くなってきた。木浪がこのくらいやってくれるのは普通だと思っている。でも、1軍いくとどうしても、みんなそうだけど結果が欲しくなる。今はやりの“実におもしろい”だよ。福山雅治。ガリレオ? あと5試合、実に面白くなった」
-最短Vは29日
「3日目も甲子園だったらよかったんだけどね。こうやって2試合だけでも甲子園でファンの人が見にきてくれて、選手たちも緊張感のあるゲームを見せれるというのは非常にいいこと。明日も平日だけど、ファンのみなさんファームの方も注目して欲しい。上(1軍)は上で、クライマックス進出で大変だけど、ファームはファームで盛り上がってるよ」