阪神がDeNAに完封勝ちし、CSファーストステージ突破に王手をかけた。

5回1死から9番青柳晃洋投手(28)、1番中野拓夢内野手(26)の連打などで満塁のチャンスをつくり、3番近本光司外野手(27)が中前に決勝打となる2点先制適時打を放った。

先発青柳は6回無失点。7回からは小刻みな継投で1発出れば逆転の8回2死一、二塁で湯浅京己投手(23)を投入。牧を空振り三振に仕留めた。湯浅は9回も回またぎで投げきった。

矢野燿大監督(53)の試合後の一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-先発の青柳がしっかりゲームをつくった

「ほんと、ほんと。集中してあそこまで行ってくれたんで。間違いなく1番はヤギやろね」

-5回の青柳の安打も大きかった

「もちろんね、アイツはなんでも、みんなも一生懸命やけど、その一生懸命のレベルが高い選手なんで。そういうところの必死さというのがあそこにもつながったのかなと思います」

-キーマンと監督が言っていた中野、近本が躍動

「そうやね、やっぱりあそこらへんが出て、チカがかえすっていうかね。つながれば、もっとよかったんだけど、形としてはすごくいい形やったし。もう1点ね、打線の方は取れるところがあったんで、もちろん取りたかったっていうのはあるけど。いい攻撃もしてくれたと思います」

-代打マルテの四球も鍵に

「もちろん、大事なキーでしょ」

-8回2死から湯浅がイニングまたぎ

「スグル(岩崎)がちょっと投手ゴロを嫌なセーフにしちゃったところもあったけど、そういうところもね。どっちも準備というかね、選手もあるよという準備はしてくれていたと思うんで。全員でつないで勝てた。打線もマルテの四球とか江越の盗塁とか全員で、俺がいつも言う俺たちの野球をやってくれたかなと思います」

-初戦勝利は大きい

「そらそうでしょう。どっちも勝ちたいゲームでね。向こうのホーム球場で、展開的には苦しかったけどね、うちとしては、もちろん反省すべきところもあるけど、犠打失敗もあったし。でも、勝ち切れたというところは自信にして。明日で決めるというね、ところでいけたらなと思います」

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