慶大が2勝1敗で、勝ち点を3に伸ばした。

先発の今秋ドラフト候補増居翔太投手(4年=彦根東)は、中1日での先発だったが5回2/3を被安打6の7奪三振、3失点で現役最多の15勝目をマーク。「とにかく初回から出し切っていこうと思った。(15勝は)強力な味方の援護で積み上げてきたもの。慢心しないで、次の試合に切り替えたい」と話した。

2番に起用された古川智也内野手(4年=広島新庄)が、初回に先制のソロ本塁打を放った。山口から応援に駆けつけた両親の前で公式戦初本塁打をマーク。「ホームランボールは親にプレゼントしたい。はるばる遠くから見に来てくれたので、結果が出せてよかった。ありがとうと伝えたい」と話した。

15日からの第6週では、勝ち点3で首位に立つ明大との直接対決となる。堀井哲也監督(60)は「春優勝チームで、しっかりした試合ができるように準備したい」。エース増居は「(初戦の先発に)いきたいと思います」と力強く話した。