今季巨人でただ1人全試合に出場した丸佳浩外野手(33)が打率3割以上を念頭に秋季練習に取り組んでいる。13日の練習後、取材に応じ、来季へ向け「重きを置いている出塁率を4割にするには打率3割以上を出さないと難しい。ヒットを打つ確率をもうちょっと上げたい」と語った。

今季の出塁率は3割7分。「どうしても打率からプラス1割以上の出塁率は難しい」と話し、伸び代は打率だと自己分析した。今季、好不調の波がなく安定していたという声もあるが、自身では「高いレベルで波が少なかったということではない。それより低いレベルでのこと。良かったとは思っていない」と満足はしていなかった。

10日の秋季練習初日から最後の1人まで居残り、打撃練習に励んだ。「休みもたくさんもらった。もともとじっとしていると逆にコンディションが悪くなってしまうので、動けるときは動きたいし、それは年を取って年齢を重ねても変わらない」。来年34歳になる丸だが、タフさは健在だ。【三須一紀】

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