オリックスは17日、4投手に来季の契約を結ばないことを通告したと発表した。

ドラフト1位の椋木蓮投手(22)、増井浩俊投手(38)、富山凌雅投手(25)、中村勝投手(30)。

椋木と富山には育成契約を打診した。増井と中村は現役続行を希望している。

椋木は7月7日の西武戦で初登板。先発してプロ初勝利を挙げた。同20日の日本ハム戦では9回2死までノーヒットノーランの快投。4試合で2勝1敗、防御率1・02と能力の高さを示した。今月、右肘のトミー・ジョン手術を受け、長期のリハビリに入っている。

富山も近日中に左肘のトミー・ジョン手術を受ける予定。昨年は中継ぎとして優勝に大きく貢献。今季は8試合出場にとどまった。

増井は日本ハムで長年活躍。12年には最優秀中継ぎ投手のタイトルで優勝に貢献。15年は39セーブを挙げた。16年はシーズン途中で先発転向して10勝。18年にオリックスにFA移籍。5年目の今季は2度の先発で勝ち星がなかった。12球団からセーブを記録。12球団からの勝利にも王手をかけているが、今季惜しくもヤクルトに勝てず、お預けになった。通算551試合登板、41勝、47敗、158ホールド、163セーブ。防御率3・08。

中村は09年ドラフト1位で日本ハム入り。14年には8勝を挙げたが、19年限りで戦力外通告。オーストラリア、メキシコを経て今年3月にオリックスと育成契約。3年ぶりにNPB復帰し、7月には支配下登録されたが、3試合の登板に終わった。NPB通算63試合、15勝18敗、防御率4・17。

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