今季で退任した西武辻発彦前監督(63)が秋季練習2日目の18日、カーミニークフィールドを訪れ、選手、スタッフにラストメッセージを伝えた。スーツ姿で約2分間、

「リーグ優勝も、最下位も味わい、いろんなことを経験させてもらった。本当にありがとうございました」

「これからは先のことはまだ何も考えてないですけど、6年間、監督をやって一番思ったことは、ファンの力がどれだけ大きいか。君たちはまだ現役でやっています。これを感じるのはユニホームを脱いだあとかも知れません。ただファンの力は大きいということを、常に念頭に置いて、グラウンドに立った時は、全力で最後まで諦めずに力を出し切ることを一生懸命やってくれたら、必ずチームはいい方向に向かっていく」

「これからは外からではありますが、いろんなことを勉強しながらライオンズを応援したい。常に見ていますから。全力で頑張ってください。本当に6年間ありがとうございました」

実感を込めて語りかけた。最後は1人1人、全員と握手を交わした。

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