日本ハムから6位で指名を受けた宮内春輝投手(26=日本製紙石巻)は豊富な経験を武器に勝負する。自室で携帯電話の速報を見つめながら吉報を待ち、友人からの電話で指名を知った。26歳でプロの世界に飛び込むが「オールドルーキーじゃないけど、他の新人とは違う見方ができる。経験値で勝負できる」と自信を見せる。

右サイドから最速は152キロ。ウエートトレーニングの効果もあり、昨季と比べて6キロアップした。高校、大学と志望届を提出したことはなく、「今年まではプロに行けるような感じではなかった。今年プロを一番意識した」。強気に攻める投球が持ち味の社会人4年目は「チームでもそうだったので、クローザーとして1軍のマウンドに立てるように」と目標を掲げていた。

新庄剛志監督については「誰もが予想しないことをする方。どんな指導を受けるんだろう。楽しみ」と心待ちにしていた。

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