日本ハムからの交換トレードで西武に1年2カ月ぶりに復帰した佐藤龍世内野手(25)が3日、埼玉・所沢市の球団事務所で復帰会見を行い、「脱・ペッパー師匠」を宣言し、フルスイングでのポジション奪取を誓った。

日本ハム新庄剛志監督から追い込まれてからも軽打(ペッパー)で安打を放つことを認められて命名されたが「ペッパー師匠はいったんファイターズに置いてきたので、フルスイングでいきたい」と決意を新たに。今季は37試合に出場したが打率1割1分5厘と不振だったため、「バットをたくさん振りたい」と秋季キャンプからアピールするつもりだ。

背番号は「58」に決定。チームの練習前にはあいさつも行い、松井稼頭央監督(47)とも会話した。「ライオンズに入ってから2軍監督としてお世話になった方。『グラウンドに入ってアップから家に帰るまで気を抜かずに、1年前から変わった龍世を楽しみにしている』と言っていただいたので、走攻守すべてでレベルアップしたところをドームで見せたい」。日本ハムでは本職のサードだけでなくセカンドの技術も磨いた守備力も含め、来季は1軍での活躍に挑む。【鎌田直秀】

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