日本ハムに新たな“元気印”がやってきた。西武から交換トレードで移籍した山田遥楓内野手(26)が3日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で入団会見に臨んだ。

背番号は「49」に決定し、「まだ全然、名前も覚えてもらってないので、インパクトのある選手になります」と、持ち前の大きな声で宣言。「ファイターズといったら新庄監督」と、左隣にいた指揮官を見てニヤリ。印象を問われて「いや…もう芸能人」と答えて、会見場を笑いで包んだ。

新庄監督の不思議な言霊が現実になったのかもしれない。指揮官は「実はシーズン中から『一緒に野球ができたらいいね』と話をしていた。ここだけの話よ」と、テレビカメラの前でぶっちゃけた。それだけ、魅力を感じていた。「彼の元気は、すばらしい。この声は戦力になるし、打席に立つ時も雰囲気もあるし、守備に関してはもう、トップレベルの選手なんで」と、最上級のBIGBOSS節で期待を寄せられた。

今季限りで現役引退をする杉谷も認める天性の明るさを持つ。山田は「(杉谷と)会った時には、あいさつに行かせていただいて。『お前の元気、いいな』って言われていた。そこはしっかり継続したい」と、後継者にも名乗りも上げた。

目指すは新天地でのレギュラー獲得。新庄監督から「どこ守りたい? 何番打ちたい?」という公開質問に「サード、1番」とアピール。さらに、ファンへ向けては「元気はもちろん、肩の強さは自信を持っているので生かしていきたい。ファイターズさんの(今季の)スローガンの『ファンは宝物』ってあったんですけど、ファンの方をまず大事にしてやっていきます」と、元気よく話した。【木下大輔】