日本ハムから自由契約となって今季限りでの現役引退を決めた金子千尋投手(39)が23日、札幌市内で引退会見を開き、来季は「ファイターズの方で特命コーチという形でアメリカにコーチ留学へ行かせていただくことに決まりました」と、明かした。

今季終了後に球団から戦力外の通達とともに、特命コーチ就任を要請されていたという。その時は現役続行を目指したため受諾はしなかったが、現役引退を決め、待っていてくれていた球団にオファーを受けることを伝えたという。「アメリカの最先端の技術、動作解析やデータを取り入れたコーチングであったり、トレーニングを交えたコーチングであったり。そういったコーチングをアメリカで勉強していきたいと思っています」と話した。

来年2月は、日本ハムの春季キャンプを視察後に渡米を予定。約半年間、日米間を何度か往復しながらコーチ留学する予定だが、日本滞在時には日本ハムでも指導者として活動することになりそうだ。