オリックスからWBC日本代表に選ばれている3投手が2日、宮崎・清武キャンプで肩を並べてブルペン投球を行った。

山本由伸投手(24)はFAで西武から加入した森友哉捕手(27)とのバッテリー。直球の伸びを重点的に意識したほか、カットボールやフォーク、カーブも織り交ぜて、球筋を1球ごとに森と確認し合った。山本は前日同様に、すべて左足を上げない投法だった。

その隣では昨季終盤にリリーフで大ブレークした宇田川優希投手(24)が力強い速球と落差の大きいフォークを披露。さらには、宮城大弥投手(21)も熱投。スローカーブやフォークなど56球を投げ込んだ。

10人が同時に投げられる1、2軍共有の巨大ブルペン。主力投手も登場したこの日は、ファンとメディア、関係者で活気づいた。WBCトリオのあとには、ドラフト1位の曽谷龍平投手(22=白鴎大)も初のブルペン入り。中嶋聡監督(53)ら首脳陣が間近で見守る中、キレのいい球をテンポよく投げ、即戦力の左腕の片りんをうかがわせた。

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