西武ボー・タカハシ投手(26)の夢がかなった。13日、南郷キャンプに臨時コーチとして訪れている松坂大輔氏(42)とキャッチボールを行った。

憧れの松坂氏に、この日も自分からキャッチボールを志願。「本当に本当にすごく信じられない気持ちですね。私にとってヒーロー、アイドルでしたから。その人とキャッチボールできたのは、私の夢がかなったような感じでした」と感無量の表情だった。

サッカー王国のブラジル出身ながら「お父さんとお兄ちゃんが野球をやっていて。2歳の時にはボールとか使って、普通に野球場で野球をやっていました」という野球っ子で育った。日本で働く親戚に送ってもらった映像で、松坂氏に憧れるようになった。

松坂氏とお辞儀しあって始めたキャッチボールは、再びお辞儀で終了。「松坂さんに教えてもらうことはすごく光栄で、すごくうれしいこと」。すっかり上がったテンションのまま、南郷キャンプ名物の長い階段を一気に駆け降り、ブルペンでアドバイスに従って投球練習に励んでいた。【金子真仁】