ソフトバンクの開幕投手が大関友久投手(25)に決定した。宮崎春季キャンプ第5クール初日の21日、藤本博史監督(59)が明かした。大関は初の大役。

藤本監督は「大関くんでいきます。次のカードも考えて、ロッテに大関が一番相性がいいというところもあるので。143分の1ですけど、大関に託そうと投手コーチと満場一致で決めさせてもらいました。(伝えたのは)今です」と説明。「キャンプで一番安定していた。普段通りの投球をしてくれたら。力を入れることもないし、大関らしい投球をしてくれたら」と期待を寄せた。

土浦湖北-仙台大を経て19年育成ドラフト2位で入団した4年目左腕。昨シーズンは21試合に登板し、7勝6敗、防御率2・93と頭角を現した。8月には左精巣がんの疑いのため、左睾丸(こうがん)の摘出手術を受けた苦労人だ。指揮官は「これから左のエース級にならないとね。将来的にはステップアップしてもらって。期待しています」と、今後の飛躍にも思いをはせた。イケメン低音ボイスを持つ若き左腕が、チームの先陣を任された。

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