日本ハム今川優馬外野手(26)が休日返上で2軍練習試合の阪神戦(名護)に出場し、1回に先制点の起点となる左前打を放った。阪神の先発、西純の初球、高めの直球をはじき返したが「内容は良くないですね…。打球も上がっていないですし。本当は左中間に強い大きい当たりを打ちたい」。新庄監督が視察した“御前試合”で2打数1安打1四球も、浮かない表情だった。

この日、1軍からは今川を含め万波、古川の3人が練習試合に参加。「僕らが欲しいのは、休みじゃなくて結果。そういう意味ではチャンスをいただけて、すごくありがたい」。体の疲れはピークに達しているが、レギュラー奪取のためには「慣れるしかない」と気を引き締める。「(バットの)構えからはまっていない。下半身の粘りがなく伸び上がってしまう。焦りもあるし、歯がゆい日が続いている」と悔しがった。

○…21年に28セーブを挙げ昨季途中から先発に回った杉浦稔大投手が、再び守護神を目指す。阪神との2軍練習試合(名護)に登板。2番手で1イニングを投げ無安打無失点も、四球で走者を許し「細かい制球に課題が見えた」。キャンプイン前日に首脳陣からリリーフでの起用を告げられ「最終的には抑えを」と意気込む。25日は31歳の誕生日。「チームに貢献し続けないと残っていけない」と気を引き締めた。

○…阪神との2軍練習試合で、郡が攻守でアピールした。打っては先制の2点適時打を含む2安打2打点、守っては一塁と三塁の2ポジションをノーミスでこなした。一塁守備では、2回に遊撃中島の送球が少しそれたが、左手を目いっぱい伸ばして捕球。「みんなで助け合うのが大事。いろんなところをやるのは練習時間も短くなって大変ですけど難なくこなしていきたい」と思い描いた。

○…開幕ローテ入りを狙う吉田輝星投手(22)が25日の楽天とのオープン戦に先発する。17日のWBCキューバ代表戦では先発し3回1安打無失点3三振と快投。「追い込んでのフォークが決まらなかったので課題を克服できたら」。オフ前の19日には野村、万波、矢沢、金村ら同学年同士で食事し“決起集会”。野村は4番で実戦2連発中、矢沢は二刀流で奮闘しており「負けてられない」と意気込んだ。

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