DeNAは「青柳対策」がはまらず、阪神岡田監督に復帰後初勝利を許した。昨季1勝3敗だった天敵青柳攻略に向け、投手の石田を含む左打者8人を並べるオーダーを選択。昨季終盤と同じく、3年連続打率3割超えの宮崎、本塁打王2回のソトを外し、勝負をかけたが、青柳相手に1得点に終わった。三浦監督は「そう簡単に攻略できない投手。序盤のビハインドが響いた」と唇をかんだ。

守備のミスで流れを失った。本職は二塁だが、オープン戦から打撃好調のルーキー林を三塁で起用。だがプロ初出場の重圧からか2失策。8回には佐藤輝の右前への安打を楠本が山なりで返球したスキを突かれる形で二塁打とされ、指揮官は「大いに反省してもらいます」と苦言を呈した。代打から出場した宮崎が2安打3打点で気を吐いたが、反撃届かず。三浦監督就任後、開幕戦は3連敗を喫した。

■石田、開幕戦3連敗

3度目の開幕投手を務めた石田が、4回4失点で自身の開幕戦3連敗を喫した。初回は完璧な立ち上がりだったが、2回に4長短打とルーキー林の失策も絡み3失点。4回にも青柳のスクイズで追加点を奪われた。「いい流れを作ることができなかったことが一番の反省点です」と悔しさをにじませた。