昨年7月23日以来のカープ貯金作りに向け、広島九里亜蓮投手(31)が11日の中日戦(バンテリンドーム)に臨む。

9日の巨人戦の快勝で勝率を5割とし、11日からの中日2連戦は貯金週間に。自身の今季初勝利もかかる九里は「まずは自分のピッチングが表現できれば」と理想を語った。

昨年の広島は、相手本拠地で4勝8敗と大きく負け越した。だが九里は9月6日に勝ち、1勝無敗。対中日は21年以来4連勝中と、逆に好相性を誇る。相手打線に新戦力のアキーノらが加わり「長打があるバッターですし、その前にランナーをためないことが大切になってくると思いますけど、1つずつのアウトをしっかり取っていけるようにやっていきながら。ランナーがいない状態で勝負ができれば、打たれることを恐れずにどんどん勝負していけると思う」と中心選手を封じる。

今季初登板の前回4日阪神戦は、5回途中4失点(自責2)で降板。与四球6と制球にも苦しんだ。「(11日の登板までの)1週間の期間に藤井ヘッドとも少し話をしながら、いろんなところでもっといろんなことがしっかりできる選手だと思うから、という言葉をかけていただいた。変に考えすぎず、しっかりとした自分のピッチングというのを表現していければいいかなと思います」と、自分を信じて腕を振る。

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