WBCでバッテリーコーチとして世界一にも貢献した巨人村田善則ブルペンコーチ(48)が地元・長崎に凱旋(がいせん)した。

佐世保市出身の村田コーチは14年ぶりの同球場。練習中には風も強く「そこも含めて懐かしい思いはあります」と回想した。

WBCではバッテリーコーチとしてブルペンを支えた。長崎出身で唯一の侍ジャパン戦士として地元・長崎も盛り上がった。「それが一番良かったなと思います。野球というスポーツがものすごく盛り上がった時期でもある。より野球を頑張ろうという子も、出ただろうし、始めてみようという人も、もしくはその野球自身に興味をもっとという人も増えたと思う」としみじみ振り返った。さらに「一生懸命、野球に取り組む子たちには限界を作らずに夢を大きく持ってひたむきに頑張ってほしい」とメッセージを送った。

巨人は18日現在、最下位に沈んでいるが「思うようなスタートを切れなかったですけど、まだまだ始まったばかり。リーグ戦に関しては、143試合終わった時点で1位になればいいこと。今はつらい思いをチームはしてますけど、これをシーズン通してプラスに変えて最終的には、ジャイアンツのチームのメンバーと喜び合えるように、1試合1試合無駄にせずにやっていきたい」と力を込めた。

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