右腕のコンディション不良で2軍調整中の阪神湯浅京己投手(23)が2日、2軍鳴尾浜球場でキャッチボールを行った。最長距離は60メートル程度。ブルペンでは捕手を立たせて約20球を投げた。まだ全力投球はしていない。「5、6割くらい。ちょっと上がりました」と、体の状態を見ながら出力を徐々に上げている段階だ。

肘にかかるストレス、腕の振りなどを数値化する「パルススロー」を装着し投球を行っている。データは隣でスタッフが手にするiPadに映し出される。「腕の振りの速さとか肘にかかる負担とか、全部気にしながらやっています。制限を設けてもらうことで、それ以上、(出力が)上がらないようにするじゃないですか。自分、何もつけずにやれば、どんどん上げていっちゃうので。徐々に状態見ながら、数値見ながらできるのでいいのかなと思います」と話した。

この日は担当スカウトの筒井和也スカウト(41)が鳴尾浜を訪れており会話するシーンも。今後のプランについては「だいたい目標はありますけど、焦らずに段階踏んでやっていけばいいと思うので、ハッキリとここっていうのはないです、まだ」とした。

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