オリックス茶野篤政外野手がプロ初本塁打で突き放した。4点リードの8回2死満塁で、藪田の140キロツーシームを右翼席に運んだ。

新人でプロ1号が満塁弾だったのは球団3人目。「ホームラン打ちたかったんで、良かったなと思います」。勝ち越し打も含めて自身最多6打点。開幕直前に支配下登録されたルーキーは、節目の勝利の中嶋監督へ「技術もつたない選手を開幕で使ってもらったっていうのは、本当に感謝しかない」とさらなる貢献を誓った。

▼ルーキー茶野がプロ1号となる満塁弾。新人の満塁本塁打は今年の村松(中日)がいるが、オリックスでは12年5月22日阪神戦の川端以来4人目。川端もプロ1号となる満塁弾を交流戦でマークした。また、育成出身ルーキーの本塁打は20年の大下(オリックス)と樋口(日本ハム)に次ぎ3人目。満塁弾を打った育成新人は茶野が初めてだ。

 

○…中嶋監督が監督通算200勝を挙げた。ここまでの内訳は200勝172敗25分け、勝率は5割3分8厘の高勝率だ。20年途中に代行監督に就任してから指揮官として4年目。節目の勝利にも指揮官は「選手のおかげだと思ってますし、スタッフのおかげだと思ってますし、別に僕は関係ないと思うんですけどね」といつもと変わらず。「本当に選手のおかげだと思っています」と繰り返した。