阪神岡田彰布監督(65)が試合後、2被弾した抑えの湯浅京己投手(23)に言及した。

「1発くろたらあかん場面やからな。まあ、コントロールというか、どっちかいうたら、キレでな、力で押し込むタイプやからな。結局は。コース、コースでいくピッチャーじゃないからな」と指摘。「1点やったら、絶対ゼロに抑えなアカンっていうそういうポジションやからな」とし、「これはもう投げさせられへんよ、うーん。そら6回、7回にいけとは、そういうポジションでいけいうピッチャーじゃないわけやんか、本人もそう思てる、ね、本人もそういう自覚を持ってやってるわけやから」と、2軍降格を示唆した。

湯浅は1点リードの9回1死、オリックス4番の頓宮にソロアーチを浴びた。

さらに2死から6番杉本にもソロを浴び、勝ち越しを許し、ここで降板した。湯浅の1試合2被弾はプロ初だ。チームはそのまま逆転負けし、湯浅は今季2敗目となった。試合後には「制球とかの問題じゃない。ボールに力がない」と唇をかんだ。

湯浅は、8日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で9回にサヨナラ3ランを浴びていた。11日の日本ハム戦(エスコンフィールド)は1回無失点で8セーブ目を挙げたが、2試合ぶりに痛いアーチを浴びた。

昨季59試合で被本塁打わずか1の守護神が、今季早くも3本目となった。

指揮官は「全部のバッターにイケイケじゃ、そらあ。別にフォアボールでもええわけやんか。そういう状況やわな」と配球面も指摘した。

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