オリックス梵英心内野守備走塁コーチ(42)が16日、65歳で死去した北別府学(きたべっぷ・まなぶ)さんの訃報を受けて、ヤクルト戦(神宮)の試合前に取材に応じた。

広島出身の梵コーチにとって、北別府さんは特別な存在だった。「やっぱりぼくの中ではレジェンド的な方なので、まだまだこれからという時だったので、本当に残念な気持ちです」。

自身が広島で現役だった時は、解説者として球場に訪れた北別府氏に「調子はどうだ」と声をかけられ、「絶好調です」と返すのがお決まりだった。「元気だ、どうだという感じの会話から始まったんですけど、優しい中でも『打てよ』とか『チームのために頑張れよ』という言葉はよくかけられたので、印象に残っていますね」。

選手時代の北別府さんを「すごく怖いのかなと」とテレビ越しに見ていたが、ベンチで会うようになると印象は変わった。「本当に優しいお父さん的な感じなので、優しいイメージはすごく残っています。本当に優しくて、いつも声をかけてくれた方なので、非常に残念です」。優しかったレジェンドを思い、寂しそうだった。

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