日本ハムへのトレード移籍が決まった中日郡司裕也捕手(25)、山本拓実投手(23)が20日、1軍全体練習が行われたバンテリンドームに姿を見せた。スーツ姿の2人はアップ前に外野に集まったナインにあいさつ。1人1人と握手を交わした。

自慢の打力を買われ移籍する郡司は「ちょっと予想していた。(心の)準備はしていました」とトレード要員への心構えをしていたことを明かした。昨オフ現役ドラフトでDeNAから移籍してきた細川が4番を務めるなど新天地で急成長。「(DHもあり)チャンスは広がると思う。細川とかを見ていると、環境が変われば激変するパターンもある。そんな自分に期待しながらやりたい」とパ・リーグでの飛躍を誓った。

今季14試合、0勝1敗、防御率5・54で2軍調整を続けてきた山本は新天地へ胸を膨らませた。「1軍で投げられると思うと今はワクワクしている気持ちが勝ってます」とポジティブな姿勢を見せた。167センチ右腕は、最速154キロで先発からロングリリーフまでユーティリティーが売り。「先発も中継ぎも色々やった中で、1年通してやりたかった。その思いを次の球団で晴らしたい」。新天地でのフルシーズン参戦を目標に掲げた。

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