中日石橋康太捕手(22)がプロ1号となる決勝2ランを放ち、本拠地での連敗を5で止めた。1-1の7回1死二塁でヤクルト先発の小川の141キロストレートを左翼席に運んだ。

初球を迷わず振り抜いた。打球は高く舞い上がり、4・8メートルのフェンスをわずかに越えて弾んだ。通算132打席目の初アーチでヒーローになったプロ5年生は「どうしても勝ち越し点が欲しい場面だったので、なんとか食らいついていこうと思っていた。初球から積極的にいくのが持ち味。うれしかったです」と言葉も弾ませた。

昨年11月に右肘と左膝のクリーニング手術を行い、リハビリを経て13日に1軍復帰した。その翌日に正捕手の木下が負傷、右手甲の骨折が判明して長期離脱が決まった。15日のロッテ戦から先発マスクをかぶり、ここまで打率3割6分4厘とまずは打撃でアピールに成功。緊急トレードで日本ハムから宇佐見が加入したが、空席となったポジションを簡単に手放すつもりはない。

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