阪神近本光司外野手(28)が、プロ通算10本目となる初回先頭打者本塁打をかっ飛ばした。初回先頭、3ボール1ストライクから巨人戸郷の147キロを捉え、左翼席最前列へ放り込んだ。試合開始56秒での一撃だった。
5月25日ヤクルト戦以来、36日ぶりの今季4号ソロ。先頭打者本塁打通算10本は、同9本の吉田義男(日刊スポーツ客員評論家)を抜き、球団歴代単独5位となった。また、これはNPBの令和6000号となる節目のアーチにもなった。
「打者有利のカウントでしたし、しっかり自分のスイングをすることを心がけました。チームとしても、良いゲームの入りになってよかったです」とコメント。首位を走る虎にリードオフマンが勢いをつけた。
◆阪神の通算初回先頭打者本塁打 ※記録は阪神在籍時、登録名は当時のもの
(1)真弓明信 38本
(2)藤田平 14本
(3)中村勝広 13本
(4)今岡誠 12本
(5)近本光司 10本
(6)吉田義男 9本