オリックスが逆転負けを喫し、6日ぶりに首位をソフトバンクに譲った。敵地で勝ち越したが、今季最多の6連勝はならなかった。先発の山岡泰輔投手(27)が今季最短の3回2/3で降板し、7安打5失点(自責4)で今季1敗目。「なんとか粘り強く投げていきたかったのですが、修正することが出来ませんでした」。1点リードの3回2死満塁から連続適時打で4点を失い、流れが相手に傾いた。

前日に負傷交代した主軸の森が出場選手登録を抹消。チーム一丸で白星とはならなかったが、やられたままでは終わらなかった。4点を追う7回1死三塁で、ゴンザレスが適時内野安打を放つと、2死一、二塁から代打のT-岡田外野手(35)が右前適時打。この日1軍昇格したばかりのベテランが即仕事を果たした。

これまでケガで離脱者が出るたび、全員でカバーし首位争いを続けてきた。中嶋聡監督(54)は「本当にそれは絶対やっていかないといけないこと」と力を込める。再びチーム力を見せる時が来た。【磯綾乃】

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