新井カープが、4月以来の2位に立った。ゲーム差なしで迎えた2位DeNAとの直接対決で、マット・デビッドソン内野手(32)のチーム単独トップとなる9号2ランで先制。7回に追いつかれたが、8回に敵失で2死二塁の好機をつかみ、野間峻祥外野手(30)が決勝打を放った。4連勝で今季最多の貯金8とし、首位阪神にも1ゲーム差と肉薄。勝利数では阪神を上回るリーグ最多46勝目を挙げた。

2勝目はならずも、広島野村が3試合連続の好投でチームを4連勝に導いた。初回2死一、三塁のピンチをしのぎ、5回2死三塁も切り抜けた。6月29日DeNA戦の今季初登板から通算17イニングを無四球無失点で投げ終え「ヒットが出てもゴロで自分らしい投球ができたかなと思います」と振り返った。酷暑の中での消耗を考え5回で交代も、新井監督は「今日もナイスピッチングだったと思います」と、ねぎらった。

広島デビッドソン(7月1号となる先制9号2ランを放ち、2試合連続マルチ安打)「あまりにも前半戦良くなかったので、とにかくチームの勝ちに貢献できる仕事をこれからも心がけて。チームが勝つ状況を自分のバットでつくる、またはそういう状況にしたい」

広島菊池(2試合連続の4番で3安打)「4番ということは4番目で切れたときに先頭になるので。そういう意味では先頭の役目はできたかなと思います」