西武川越誠司外野手(30)と中日高松渡内野手(24)の交換トレードが18日、両球団から発表された。

その打棒を買われて中日に移籍する川越は、西武時代はパンチパーマの印象的な風貌と、何よりも打席での登場曲がファンから注目を集めた。

今季は奇数打席では日本香堂のCMソング「青雲のうた」が、偶数打席ではテレサ・テン「時の流れに身をまかせ」が流れた。「青雲~」は曲が流れ終えると、なぜか西武ファンから拍手が起きるのが定番になっていた。「時の流れに~」は全く知らなかったが、先輩選手に選んでもらったという。「少し口ずさめるようになりましたね」と笑っていた。

いろいろな人に選曲され、21年シーズンは入れ代わり立ち代わり20曲ほどが流れた。

「びびったのは、運動会です。運動会じゃないや、ラジオ体操の曲です。あれはみんなに怒られたっす。さすがにあれはと。でもあれより上はないんで。あれ以外は何も言われなくなったっす」

6月1日の阪神戦(ベルーナドーム)では宮川の先発初勝利のウイニングボールを、あっさり右翼席に投げ込んで、お立ち台で「返してください、すみませんでした」と呼びかけたことでも話題になった。中日での打棒開花もさらなる個性開花も、楽しみだ。【金子真仁】

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