連敗脱出まで、あと少し-と思いたい。日本ハムは1984年の球団ワースト記録14連敗以来となる、39年ぶりの12連敗となった。

先制しながら、2日連続で逆転負けした新庄剛志監督(51)は、両手で大きな×印を作って“取材拒否”。借金17となり、無言で球場を後にした。

左膝の故障から110日ぶりの復帰登板を果たしたポンセは、粘り強く投げて試合を作った。だが同点の7回1死満塁から紅林に一塁線を破る勝ち越しの2点二塁打を許し、無念の降板。1-7と大敗濃厚から、9回にマルティネスがキャリア初となる満塁弾で4点を返したが、時既に遅し。1回に先制弾、9回に三塁ベース直撃の内野安打で出塁し「奥義、出しちゃった」と苦笑いした清宮は「そこ(追加点が取れない)が課題。どうにかしたいですけど…」と、苦しい胸の内を吐露した。

○…左膝の故障から110日ぶりに1軍に復帰したポンセは、6回1/3を8安打5失点で2敗目を喫した。3失策の二遊間に足を引っ張られながらも、6回までは1失点。だが、同点の7回1死満塁から紅林に勝ち越しの2点適時打を浴び、マウンドを降りた。先発ローテに復帰し「調子は良かったし、自分のベストを尽くすのみだった。それは出来たんじゃないかなと思う」。まずまずの内容に、うなずいた。

▽日本ハム林ヘッドコーチ(3試合連続逆転負けに)「先制は出来ているけど、次の1点がなかなか入らない。ちょっとしたミスも出ている。しっかりやっていかないと」

▽日本ハム八木打撃コーチ(3試合連続逆転負けに)「先制して、中押し、ダメ押しが取れない試合がずっと続いている。そのあたりを、どうしていくか。打順も含めて考えていかないといけない」

▽日本ハム・マルティネス(自身初の満塁弾)「最近得点力が低迷していたので、なんとしても、たくさん得点を挙げたかった」

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