巨人高梨雄平投手(32)が17試合ぶりに失点を喫し、阪神に逆転を許した。1点リードの5回1死一、二塁のピンチで登板。2日の阪神戦で近本に死球を与えた影響か、ブーイングが浴びせられたが、「そうだったんですか。結構集中してたんで、あまり音とかは聞こえなかった」と集中してマウンドへ。

6月10日ソフトバンク戦から16試合連続無失点中だったが、佐藤輝に左前へ同点適時打を浴びると、四球で1死満塁として坂本に中犠飛を打たれて勝ち越しを許した。さらに2死一、三塁から小幡に左中間への2点適時三塁打を許してこの回一挙4失点。1/3回2安打2失点で降板した。

高梨は「投げきれなかったっていうのももちろんあるし、投げきれないということを前提に組み立てるのも自分の中でやらなきゃいけないこと。球種のチョイスが、悔いが残る感じだった。もったいないやられ方だった」と悔しさをにじませた。

高梨は前日の試合前、自らの死球で右肋骨(ろっこつ)骨折となった近本に直接謝罪。近本からはサムズアップポーズを送られていた。