中日の育成ドラフト3位ルーキーで支配下選手登録された樋口正修内野手(24)が28日、東京ドームで会見に臨み、「ここ一番で代走でも守備固めでも、立浪監督からこいつなら大丈夫と思ってもらえることが目標です」と抱負を語った。

背番号は97で、推定年俸は420万円。

会見に同席した立浪監督は「脚力がある。ここまで2軍でケガなく試合に出続けたことも評価している。初めは代走、守備で信頼される選手になってもらいたい。二塁のレギュラーを取る選手になってほしい」と期待を寄せた。

樋口はBC・埼玉から入団。50メートル5秒台の俊足が武器。2軍では全75試合に出場し、打率2割1分1厘、17犠打、4盗塁。

目標の選手はソフトバンク周東と公言。6月29日のウエスタン・リーグ(タマスタ筑後)で対戦した際は、周東の2盗塁を目の当たりにし「間近で見た。やっぱこういう選手が1軍で戦っているんだなっていうのを肌で感じた。より一層頑張んなきゃいけないなと、思いました」と刺激を受けた。同じ育成選手から足のスペシャリストとして大成したヒーローを励みにする。

同日、樋口は28日に出場選手登録され、巨人戦(東京ドーム)の試合前練習から新しい背番号つけ、汗を流した。

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