復活弾ヤ! 26日広島戦で頭部死球を受けて負傷退場したヤクルト青木宣親外野手(41)が代打で復帰し、一時逆転となる3号3ランを放った。

1-3の6回1死一、二塁、サイスニードに代わって左打席へ。「とにかく自分に負けないように、打席に集中して立ちました」と、DeNA東の3球目直球を捉えた打球は、燕党の大声援にも乗って右翼席中段へ弾んだ。「本当になんか、ファンの声援が、すごく後押ししてくれた気がします」と感謝した。

前日27日広島戦ではベンチを外れていたが、復帰戦で6月13日ソフトバンク戦以来、1カ月半ぶりのアーチを放ち、NPB通算1000得点にも到達。記念ボードを手に本拠地ファンの大歓声を浴びた。

気になる体調については「大丈夫です。もちろん」と力強く言い切った球界野手最年長。「結果、負けてしまいましたけど、いい試合は出来ているんで。これを続けていきたいです」と前を向いた。【鈴木正章】

▼通算1000得点=青木(ヤクルト) 28日のDeNA13回戦(神宮)の6回に得点して達成。プロ野球46人目。ヤクルトでは若松1015得点、古田1003得点に次いで3人目。初得点は04年10月16日の横浜28回戦(横浜)。41歳6カ月で達成は、19年福留(阪神)の42歳3カ月に次ぐ史上2位の年長記録。

▽ヤクルト高津監督(5連敗に)「ホームランでしか点が取れないので。(得点圏で)内野ゴロ1本打てないので、もうちょっと点の取り方を勉強しなきゃいけないですね」 ▽ヤクルト・サイスニード(6回6安打3失点)「立ち上がりから、あまり良いとは言えなかったが、なんとか修正して投げました。(捕手の)古賀もしっかりと引っ張ってくれました」

【動画】頭部死球からわずか2日 ヤクルト青木宣親が不死鳥弾!代打で復帰いきなり逆転3ラン