中日は連敗で借金が今季最多の18に膨れ上がった。

先発の涌井秀章投手(37)が西武時代の05年以来18年ぶりとなる自己最短タイの1回0/3でKOされ、6失点。立浪和義監督(53)は「球自体の走りとかいいふうに映ったが制球がつかなかった。1回(出場選手登録を)外して調整させる」と語り、11敗目のベテランに再調整を求めた。

打線は11安打5得点と反攻をみせたが、リリーフ陣も失点を重ねた。指揮官は「なかなか勝ちパターンの投手をつぎ込むことができない状況で、結果的に(5回)2死から(ブリンソンに代打)ホームランを打たれたり。ジャブのような追加点を取られて、最後ダメ押しされた」と肩を落とした。

後半戦に入って借金は減るどころか増え続け、6年ぶりの借金18となっている。「当然減らさないといけない。何とか勝つために必死にやっていかないといけない。日々色んな課題が出るが、克服していけるように、また明日から頑張っていく」。2年目も最下位に苦しむ立浪監督は、言葉を振り絞った。【伊東大介】