日本ハム上原健太投手(29)がアクシデント続きの3回に緊急降板した。

3点リードで迎えた3回は明大の2学年先輩の岡に四球を与えたところからスタート。帽子を取って、すぐに謝った上原は気を取り直して友杉を三飛に打ち取った…はずだったが、三塁手の清宮が落球(記録は失策)。上空は約6メートルの風が吹いており、打球の落下地点には入ったが、グラブからボールがこぼれた。その瞬間、上原は思わず膝に手を付いてしまった。

無死一、二塁となり、今度は石川慎は二ゴロに抑えた…はずだった。二塁手の加藤豪から二塁カバーに入った遊撃手の奈良間へ送球し、二塁はアウト、一塁への転送は間に合わずセーフとなったが、ここでロッテ吉井監督が二塁の判定に対してリクエスト。奈良間が加藤豪の送球を受ける際に、右足で二塁ベースを踏んでいないことがリプレー検証で確認され、オールセーフとなり、無死満塁となった。

この大ピンチで、またも上原にアクシデントが襲った。山口の打球が左手付近を直撃。記録は投手強襲の適時内野安打となり、上原は治療のため、ベンチへ戻ったが、無念の降板となった。

降板後は2番手のマーベルが中村奨に適時打、ブロッソーに犠飛を許して同点とされた。上原の登板結果は2回0/3を2安打5失点(自責0)となった。