中日がセ・リーグ最速で自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消えた。

3連敗でリーグ最速の60敗を喫し、今季最多借金「22」を抱え込んだ。

約2カ月ぶりの先発マウンドに立った鈴木博志投手(26)がともに先頭四球が絡む2失点で3回途中KOされると、2番手岡野も4回打者10人の猛攻を受け5失点と炎上した。打線もバウアー攻略へ早いカウントから攻めたが空回り。大島が通算1987安打を放ち、岡林が22試合連続安打を継続したが、打線がつながらなかった。

立浪監督は「バウアーのできからしたら、2点が(精いっぱい)。打線との兼ね合いもあって、(鈴木を)早めに代えた。(バウアーは)追い込まれると、どの球種でもウイングショットになる。早いカウントから打つのは全然いい。それを仕留められなかった」と策が功を奏さずがっくり。バウアーには今季4戦2敗目を喫した。

借金は16年以来の借金22の増大。「こういう試合で応援してくれてる人にも本当に申し訳ない。少しでもいい試合ができるよう、特に若い選手は、もっと気合を入れ、必死になって欲しい」と、ナインの奮起を促した。【伊東大介】

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