中日柳裕也投手(29)は無安打無得点試合を逃した。

9回を投げて無安打無失点、121球で5奪三振、3四死球だった。ただ打線の援護がなく、0-0のまま降板した。10回から抑えのマルティネスが登板。広島堂林に6号ソロを浴び、先制点を許した。

達成していれば、史上88人目(通算99度目)で、今季初、中日では20年9月14日大野雄大以来、13人、13度目となっていた。

初回は先頭小園を遊撃へのゴロに打ち取ったが、龍空が悪送球。無死二塁となって死球を挟んで1死一、二塁とした後、西川を二ゴロ併殺で切り抜けた。2回から6回までは1人の走者も出さなかった。7回も先頭野間に四球を与えた後、後続を3人で断った。9回は2死から野間を四球で出したが、上本を中飛に打ち取った。

今季は3勝8敗で、昨年から本拠地バンテリンドーム6連敗で迎えたマウンドだった。

柳は21年に防御率1位と最多奪三振の投手2冠。今季は選手会長を務めている。

◆柳裕也(やなぎ・ゆうや)1994年(平6)4月22日生まれ、宮崎県出身。横浜で甲子園に3度出場。明大に進み、東京6大学で通算23勝、338奪三振。16年ドラフト1位で中日に入団。21年に防御率1位と最多奪三振のタイトルを獲得。今季推定年俸1億800万円。180センチ、85キロ。右投げ右打ち。

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