NPB通算234セーブを挙げた元ソフトバンクの守護神デニス・サファテ氏(42)が、試合前の引退セレモニーでセレモニアルピッチに登場した。

「気持ちは151キロ、でも実際は122キロだったね」と話したが、現役さながらの直球でドームを沸かせた。「素晴らしい組織で野球をやらせてもらえたこと、正式に終わりを迎えることができて、そういう場所を作っていただいたことに感謝しています」と感慨深げに語った。

サファテ氏は「キングオブクローザー」として親しまれ、17年には日本新となる54セーブを挙げて日本一に貢献した。逆転優勝を目指すチームに向けては、試合前の円陣でも鼓舞。「1日、1日だと思う。いつ終わりが来るか分からない。1日に感謝しながら全ての努力をして、毎日頑張ってもらいたいね」とエールを送った。