夏の甲子園で2年連続決勝に進出した仙台育英(宮城)出身の日本ハム郡司裕也捕手(25)が、後輩達に負けじとアーチをかけた。

「6番DH」で2試合ぶりにスタメン出場。2点をリードした直後の1回2死二塁、1ボールから楽天先発早川のカットボールを振り抜き、左翼ブルペンに放り込んだ。郡司は慶大OBで早川は早大出身。「打ったのはカットボールです。早慶戦で負けるわけにはいきません」とコメントした。

甲子園では21日の準決勝で、仙台育英が神村学園(鹿児島)を下し2連覇に王手をかけ「刺激になります。ファイターズでも母校が勝ち残っているのは僕だけなので。それもなんかちょっと励みになっている」と意気込んでいた。7月4日ソフトバンク戦以来48日ぶりの2号2ランで、先輩としての意地を見せた。

ちなみに、郡司は高校進学時、23日の甲子園決勝で後輩たちが対戦する慶応を受験したが不合格となり仙台育英に進学。大学進学時に“リベンジ”で慶大に入った経緯がある。

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