中日の負の連鎖が止まらない。

23日阪神戦(京セラドーム大阪)で敵地14連敗の球団ワースト記録を更新。出直しを期した本拠地での戦いも、今季最多18失点の大敗で連敗は今季最長タイの7に伸びた。借金も95年以来となる27となった立浪和義監督は(54)は「相手に完全に支配されてしまった。投手陣が崩れだしているので先に点を取られると苦しい」と声を絞り出した。対DeNAも5連敗で今季の負け越しが決まった。

先発松葉が初回につかまった。1死から桑原、佐野の連打でピンチを迎え、4番牧に右越え2点打を浴びる。さらにソトにも犠飛を許して、いきなり3失点。3回、6回にも失点を重ねた。6回5失点で4敗目を喫した左腕は「力不足をすごく痛感する登板になってしまいました。次までにもう1度反省して臨みたい」とうなだれた。

打線は今季4戦2敗(0勝)と相性の悪いバウアーに対して、3回カリステの適時打で1点。6回には村松、龍空の連続二塁打で2点目を奪うが、反撃もここまで。終盤は救援陣が大炎上。9回は今季初昇格したばかりの近藤が失点を重ねても降板させず、1イニング8安打10失点。立浪監督は「最後、近藤には気の毒だったが勝ちパターン(の投手)しか残ってなかったので。酷なことをしましたが…」と説明。チーム被安打は20となり、惨敗劇に拍車をかけた。

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