西武渡辺久信GM(58)は30日、3軍で練習中の山川穂高内野手(31)について言及した。

知人女性への強制性交容疑で5月に書類送検されていた山川は、前日29日に嫌疑不十分での不起訴が決定。29日のうちに球団側に本人から連絡も入った。

渡辺GMは「まずは(連絡を)受けたというところで、後はいろいろ事実関係を確認中というところです」と現在の球団内の状況を説明。球団では、近年でも不祥事を起こした選手に処分を出した例がある。山川への今後の球団対応については「発表というか、そういうあれは、準備ができ次第リリースという形になると思います」と見通しを話した。会見を開くかどうかについては「分からない」と未定であるとした。

プロ野球選手会も動いた。森忠仁事務局長名での声明で、山川側から相手方への和解金などの支払いがないといった状況も公表した。さらに「メディア、ファンの皆さま、埼玉西武ライオンズ球団におかれましては今後、本件選手に対して東京地方検察庁より不起訴処分が出されたことを前提に、客観的事実に基づく慎重なご対応をいただくことを求めたく存じます」などと声明を発表した。

渡辺GMはプロ野球選手会からの発信については「しっかり選手会とはコミュニケーションは取っています」と話した。