ソフトバンクは8月31日、牧原大成内野手(30)が「右尺骨茎状突起剥離骨折」および「右尺骨茎状突起部骨挫傷」と診断されたと発表した。30日のオリックス戦で右手首付近に死球を受けていた。チームはAクラス争いを続ける中、無念の離脱となった。

近年では21年にオリックス吉田正尚外野手(現レッドソックス)が「右尺骨骨折」の診断を受けた。前腕には、ひじから手首まである2本の骨があり、尺骨と橈骨(とうこつ)という。小指側に位置するものが尺骨。近年、ほかに尺骨骨折した主な野球選手のケースは以下の通り。

◆17年 中日ビシエド 8月13日のヤクルト戦で右腕に死球を受け、右腕の尺骨骨折と診断された。シーズン中の復帰はかなわず、同日の試合が17年シーズンの最終ゲームとなり、同年は87試合出場。

◆20年 巨人小林 6月21日阪神戦で死球を受け、同23日に、精密検査を受けて左尺骨骨折と診断されたと発表。リハビリ中の7月上旬に送球をミットで捕球。出場選手登録されたのは9月18日だった。

◆21年 中日石川昂 6月25日のウエスタン・リーグ阪神戦で死球を受け、左尺骨骨折と診断された。同日以降、同リーグの出場はなかった。