阪神が逆転勝ちで2連勝を飾り、優勝マジックを1つ減らして「17」とした。2位広島とのゲーム差は6・5のまま。2カードぶりの勝ち越しで、チームの貯金は27に膨らんだ。

2点を追う3回表、運も味方につけて一挙6点を奪った。

2死二塁から1番近本光司外野手(28)の右前適時打で1点差に。なおも2死一、二塁で3番小野寺暖外野手(25)が右翼線に打ち上げると、フラフラと上がった飛球は一塁後方にポトリ。これが2点三塁打となり、一気に試合をひっくり返した。

さらに2死一、三塁、今度は5番佐藤輝明内野手(24)の右翼ポール際への大飛球が風に押し戻されてポールに直撃。16号3ランでリードを大きく広げた。

先発の青柳晃洋投手(29)は初回に4番村上の特大2ランで先制されたが、2回以降は粘って試合を作った。5回2/3を3失点で自身4連勝となる今季7勝目(4敗)。救援陣もリードを守り切り、「アレ」へまた1歩前進した。